大規模マンションでは半年毎に火災報知機の点検を実施していると思いますが、
小規模マンションやアパートでは半年毎の点検ではなく三年毎の点検又は点検を実施していないマンションも少なからず見受けられます。
特に東京都では、250u以上の共同住宅にて火災報知機の設置義務があり多くの
アパートに火災報知機が設置されておりますが消防署の査察が回りきらないため
点検を実施しない
オーナ様も多いのではないでしょうか?
<火災報知機の点検の必要性について>
大家様にとっての消防設備の点検の必要性について三点挙げてみたいと思います。
@消防設備の定期的な点検の意味
皆様はOA機器などをほったらかしにして、何年か振りに使用してみるとウンとも
スンとも言わなかったりした経験は無いでしょうか?車にしてもパソコンにしても
そうだと思います。
消防設備は滅多に使用するものではありませんから、定期的に点検を実施して
動作させてあげる事により維持管理を行います。火災報知機でいえば、受信機
並びに総合盤(押しボタン)及び天井の感知器の作動です。
電気的な作動もそうですし、物理的な作動も必要です。押しボタンもずっと押して
ないと錆びなどで固くなり親指で思い切り押しても押せなくなったりします。
避難器具のハッチの扉も閉めっぱなしで何年も放置すると開かなくなり、意味を
なさないです。
受信機の扉や、ネジにしてもそうです。何年も埃をかぶってほったらかしに
していると高価なものが意味を成さなくなるのです。
A住民への火災への意識浸透について
消防設備点検では別途依頼があれば消防訓練などにて消防設備の説明を
住民に行いますが、点検のみであれば各部屋うちの住民に対し常に完璧な
説明して点検を実施する点検業者は少ないと思います。
しかしながら、消防設備士は誠実に業務をする義務がありますから住民の方から
質問を受ければ、誠実にお答えする方がほとんどでは無いでしょうか。
三年に一度の点検では住民の方も、知らない方を部屋に入れる事を面倒に感じ、
ただサッサと点検を終えるのを待つ方が多いです。
しかしながら半年毎の点検にて回数を重ねていくと、住民の方は点検をして
もらうのが当然の義務と感じはじめ、消防設備に興味を 示すのです。
火災報知機とは何なのか、受信機の場所はどこか、感知器は熱に反応するのか
煙に反応するのか、押しボタンを押してしまったらどうすればよいのかetc、
いろいろと聞いてきます。
そうやって半年毎に点検をすれば、住民の火災に対する意識が自然と身について
いき浸透していくのです。
B入居者の状況が確認できる良い機会
消防設備点検では点検後、点検結果報告書を作成しますが、その際に立会者を
記載する欄があります。
実際にオーナ様が立会われる事は少ないですが、小さな共同住宅になれば
なるほど、入居者の部屋の中へ入る機会は少ないと思います。
管理を管理会社へ任せているケース、大家様が直接管理されているケースが
あると思いますが、大家様が直接管理されているのであればぜひとも立会いを
される事をお勧めします。
特に、怪しいと思われる入居者が稀に存在すると思いますので、大家様が
立ち会われる事によって監視の眼を光らせるべきでは無いでしょうか?
→怪しい入居者の例
・ペットがたくさんいて床が糞尿で大変な事になっており
異臭が部屋にこびりついてしまっている
・狭い部屋がパソコンだらけのサーバ室となっており
24時間パソコン電源とクーラがつけっぱなしだが常時人が
いない状態。部屋内が汚いだけに火災に発展しかねない
・外国人など変な人をたくさんかくまっている
などなど
★是非、点検をしていない大家様(東京・埼玉・神奈川近辺)は弊社にご連絡
頂ければと思います!
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