アパートやマンションのベランダ・バルコニーに設置されている避難ハッチですが築15〜20年より前の避難ハッチは鉄製がほとんどで、雨水による錆び侵食の影響を受けやすい状況です。
ほおっておくと上蓋や下蓋がが開かなかったり、閉まらなかったりハシゴも錆びて伸縮がうまくいかず下への降下ができなかったりいざという時に使用すべき消防設備が意味のない設備となってしまいます。点検をしていないと、中には避難ハッチの中が鳥の巣になっていたり埃が積み重なって、いざ開けると大量に下のベランダへ落ちて惨事になりかねません。
さらにほおっておくと、下蓋、上蓋ともに錆で穴が開き始め、水漏れが発生。さらに進むと落下の原因にもなりかねませんし、周りのコンクリートが侵食され建物自体が痛んでしまいます。大変危険な状態です。
金属製ハシゴについては、昭和50年7月以前に型式承認を受けている製品は、全て失効となっており平成8年2月が交換期限となっています。
また、現在新設の避難ハッチにつきましては全てステンレス製となっておりスチール製の避難ハッチは早急に交換する事をお薦めします。
避難ハッチの改修工事は1台、30分〜1時間程度で終わります。
手順は以下の通りとなります。
1.現場調査・寸法測定
→たいてい型が同じなので全ての避難ハッチを調査せずとも
型の違う何台かの調査のみで済みます。1台、5分〜10分程度
です。
2.工事日時の調整
→住民の方々との工事日時を調整します。できる限り同じ日の
中で工面して頂ければ楽なんですけど時間がまちまちだったり
別日なんてなってしまうと費用も検討せざるを得ないですね〜
3.工事−既存の避難ハッチ撤去
→上蓋、下蓋をサンダーでぶった切ります。音が出て少し火花が
出るのと、電源をお借りする事になるかもしれません。
既存の梯子も外します。
4.工事−新規の避難ハッチ設置
→寸法測定により発注した上枠プラス上蓋と下枠プラス下蓋をコンク
リートを間にはさみこむようにして固定していきます。そのあと
新規の避難はしごを枠に固定します。
5.降下試験
→実際に降りて問題が無い事を確かめます。その際に下のベランダ
に落ちたゴミの掃除などもしていきます。
6.工事−コーキング作業
→避難ハッチに水が進入して侵食しないようにハッチの枠と
コンクリの間をコーキングします。乾くまで2〜3日はさわっては
いけません。
改修工事をご検討の方、まずはお気軽にご連絡下さい無料お見積り致します。 |