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平成14年より消防法が改正され、 製造
年末日より10年経過した日以降に消防設備
点検を行う場合、ホースの耐圧試験を実施
する事が決められました。 また、耐圧試験
後は3年毎に、耐圧試験を実施する事と
なっています。
屋内消火栓用のホース(40A)や屋外消火
栓・連結送水管用のホース(65A) は年月
が経つと、実際の放水圧をかけると経年劣
化により端末部のカップリング不良 から水
が漏れる可能性があります。10年という目安は10年経過後から極端に劣化状況が悪く
なる分析によるものです |
ホースの耐圧試験では、専用の耐圧試験機を準備し試験を実施します。
耐圧試験機はウン十万する機械であり、試験実施には人工が発生するため
10年経過時点での点検では、通常の点検料金から耐圧試験費を上乗せして
実施しています。
ホースは10年経過にて劣化するケースが多いので耐圧試験を実施せず
新しい ホースと交換する ケースと、耐圧試験を実施して圧が出なくなった
ホースが出始めたら全数あるいは点検ごとに均等数を交換していくケースが
あります。
また、連結送水管につきましてはホースだけでなく配管についても10年経過
後に耐圧試験を実施、その後3年毎に耐圧試験を実施する事となっています。
実際10年間、圧をかけていない場合がほとんどですから、圧のかけ方に
よっては破裂する可能性もあると言う話もききます。
圧が出ない場合には配管の漏れ部分の調査となり、大規模修繕に発展する事
になるため、10年経ったらすぐに耐圧試験をして状態の把握に努める事を
お勧めします。 |